物心つくまで自分では気付かなかったが、明らかにオレの足は他の人と変わっている。普通の足ではないのだ。何が違うかというと、とにかく足が長い。いいやん、足が長いの、といわれそうだが、そんな想像出来るような長さではない。有に3mはあるであろう長さなのだ。年々伸びているので次第に計らなくなったので、実際の長さはわからない。そして長いだけではない。足の至る所に吸盤がついているのだ。なに!吸盤だと。それってもしかしてタコのような足なの?そう、タコの足そっくりなのだ。小さい頃は、他の人と比べることがないからわからなかっただけで、タコの足そのものなのだ。親も同じような足なのかというと違う。オレだけがタコの足なのだ。ではなんでこんな足をしているのか。小さい頃は病院でいろいろと治療や移植をしてみたのだが、肝心の骨が足に全くないことが判明して、どうしようもなくなったという。現時点での治療が不可能なので、ほっとかれているのだ。もう小さい頃からなので、あきらめムードになっている。オレの足はいつかは普通になるのだろうか。
Octopus Foot
返信