たまーにオヤジはとんでもないことをする。普段のストレスが爆発するからか、それとももともとオヤジとは変な存在なのかわからないが、とにかくオヤジはとんでもないことをする。世間に顔向け出来ないことから、家庭の問題を引き起こすきっかけまで、ありとあらゆることをするのがオヤジだ。そして今オヤジの間で流行っているのが、カボチャカーである。カボチャカーってなによ？言葉通りカボチャの車なのだ。それもかなりのミニサイズの車である。それに乗って出社するのがステータスになっているのだ。オヤジはお金を持っているので、道楽に使えるお金を持っている。このカボチャカーは、軽自動車より安いがそれでも60万円くらいはするのだ。まさにオヤジの道楽である。この車は全くスピードは出ない。車と言っても車道は走られず、歩道しか走れない。最高速度が10kmしかでないからだ。これは歩行速度より遅い。何のための車なのかわからないのである。やはりオヤジとは不思議な生き物で、不可解な存在である。