Octopus Market

Octopus Market

ダイビング仲間と冬の海に潜った時に見た光景は、今までみた海の情景の中でかなりの驚きの情景だった。まさかタコがこんな世界に生きているとは思わなかったのである。そう、タコは社会性がある生き物だと言うことだ。ある一帯にいるタコは、タコの町みたいな集落ができていたのだ。そしてタコ専用のタコマーケットが町の中心にあったのである。何を売っているのかというと、タコが食べる食料、それと住居となるたこつぼである。これらをタコは自分で採るのではなく買っていたことである。では何でこれらを買うのか?人間ならお金という価値観が存在するのだが、タコの場合はなんであろう。タコは自分の墨をお金として使っているのだ。タコにとって墨は命に変えられるかなり重要な要素。墨がなければ、敵から身を守れないので、墨がタコの価値観になっているのだ。よって墨をたくさん製造できるタコは大金持ちになり、いろいろなものが買えるので裕福な暮らしをしているのである。タコの社会もすべてはお金なのだ。