日本が誇る食材の一つに鰹節がある。日本の出汁の文化には昆布と鰹節は不可欠になっている。その出汁で使った鰹節は基本はもう用が無くなって破棄している。それはもったいないといって食べたりもするのだが、やはりおいしいエキスがでたところなのでおいしくないのだ。さてこの鰹節をどうしようかと日本料理店の料理人が集まり検討した。いろいろなアイデアが出たが、ある料理人のアイデアは面白くて変わっていた。全員一致で鰹節の出汁を取った後の使用法は木を作ることに決定になった。鰹節で木?なんて斬新なアイデアなのだろうか。鰹節を圧縮させて、合板を作るということなのだ。研究者との合同開発で、本物の木より強い鰹節合板の開発に成功して、世界で初の鰹節ハウスが完成した。料理人のアイデアの実現まで5年の歳月がかかったが、立派なお家が出来たのだ。住んでいるのは一般家庭のKさん。彼曰く、ほのかに鰹節の臭いがして気分がいいそうだ。この斬新な鰹節ハウスは今後の日本の家事情を変えていくだろう・・・
Katsuobushi House
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