日本の伝統芸術の一つであるこけし。こけしは東北の山奥で生まれたお土産物だ。もともとはお人形と同じで、大切な人の魂を入れておく器らしい。が、こけしの用途は多種多様でお人形以外にもごますり器とかマッサージ道具とか様々なジャンルで仕様もされていたらしいのだ。意外と万能な道具にもなっていたのである。そのこけしに本当に魂が宿ったらどうなるのだろうか?そんな一説が山形の奥地で文献として発見された。どうも昔、山奥の村が山賊に狙われていた。そのときに村の神社に祀られていたこけしがいきなり動き出して、山賊の来襲を撃退したというのだ。それ以降、このこけしは精神を宿ったので、村の神様として崇め奉られたのである。だが、ここからが恐ろしい話。このこけしは村を統治し始めたのだ。そして村人を襲うようにもなり、こけしワールドに変わっていったのである。さすがの村人もこれには恐れをなして、村から離れていったのである。その後この村は何百年と人が近づかなかったが、戦後に開拓されたときにこけしのミイラが見つかったのだ。それからはこの村はこけしの里として栄えたのである。こけしの知られざる世界だ。
Kokeshi Corps
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