え、世の中ってなんでも流行るのか?グルメに関して人間は積極的なのかもしれない。今までに考えもしなかった食品のコラボである。聞いただけでは最高にまずそうだが、実際に食してみると意外なハーモニーが生まれるものである。その代表例が今流行っている塩辛ジュースだ。塩辛というとイカのさしみとイカの腸で塩漬けされたご飯のお供になる珍味だ。ジュースになるなんてだれも思わない食材である。それはやはり生もので生臭いので敬遠される食材だからだ。どのようないきさつでこんなまずそうなジュースが出来たのだろうか。実は塩辛が名産地の東北地方では昔から飲まれていたようで、ジュースではなくお茶と混ぜていたのだ。それが、お茶だと子供に人気がないのでジュースで割ってみたところ、味がさらにまろやかになっておいしいのだ。特に相性の良い組み合わせはマンゴージュースと塩辛。アジアの食材のコラボである。この塩辛ジュースのブームに乗って塩辛を世界に進出させたいと思っている。敬遠されがちな生ものなのでどうやって世界の扉を開けるのか注目されているのである。