Bori & Bola

Bori & Bola

おれは奇妙な生き物を飼っている。それはボリとボラと呼んでいる生き物だ。動物図鑑にも載っていない、まさにおれしか飼っていない生き物だ。どんな生き物かというと、容姿で言えば卵型しているハムスターといったところだろうか。では、どのようにしてこのボリとボラをおれは手に入れたかというと、実はおれの身体の一部から変身したものなのだ。そのいきさつはというと、ある朝、目が覚めるとなんか股の辺りでもぞもぞと動くものが存在していることに気付く。またネコが布団に入っているなと思ったらネコはいなかった。おかしいなと思い、布団をめくってみてみても、おかしなものは存在しない。でもたちかに動いている感覚はあるのだ。起き上がってパンツの中をみてみると、このボリとボラがいたのだ!そう、お気づきだろうか、このボリとボラはおれのお◯ん◯んの玉なのだ。よっていまではおれの玉は存在しない。このボリとボラなのである。何を食べるのかわからないので、とりあえず、ハムスターのえさをやっている。育てているうちに愛着がわいてきて今では一番の友達だ。そりゃ当たり前だ。おれの一部だもの。