Honey Nose

Honey Nose

特異体質をもった人は意外に多い。人間業ではあり得ないことを、どうしてか自然とできていることがあるのだ。今回紹介する人は自分の鼻からハチミツが出てくる男の話しだ。彼は風邪を引いたときなど、一般の人と同じに鼻水が出てくるのでかんでいたら、ある日自分の鼻水が人と違うことがわかった。なぜか自分の鼻水は甘かったのだ。子供心に鼻水が甘いので、風邪を引くのが楽しかったりしたのだ。もちろん熱も出るので辛いのだが、それ以上に甘いものを舐められるのが楽しかったのだ。ある程度大人になってから鼻水が甘いことに疑問を感じてきた。なんで甘いのだろう?そしてある日、人生で初めてハチミツを食べた時に、同じ味だったので衝撃を受けたのだ。時間が経つにつれて、自分で鼻水をコントロールできるようになってきた。いつでもハチミツが欲しい時に出せるようになったのだ。鼻から出てくるので、食べたくない人が圧倒的に多いけど、友達の中ではオレのハチミツがおいしいと瓶に入れて持ち帰る人もいる。これをきっかけにハチミツブランドを立ち上げようと準備中だ。