Tree Man

Tree Man

おれは自然愛好家だ。毎日のように山に登っては自然とふれあい、家では農作物を育てて自給自足の生活をおくっている。そんなおれの夢は自然と一帯になることだった。それがついに実現したのだ!ある日、自分自身の足を土に埋めて植物の気持ちにひたっていたら、なにやら足のつま先からもぞもぞと動くものが感じられた。ミミズかなんかだろうと思っていた。余りにも気持ちよかったのでそのままうとうとと見る根をしてしまったのだ。数時間後に起きてみると、おれの足が地面から抜けなくなっていたのだ!そして足もとの方が樹木になっていたのである。ついにおれは木になったのだ!日に日に身体が樹木化していき、ついには立派な木になったのである。栄養は地面から採っており、健康面では全く問題ないのである。家族はおれが急に失踪したから心配しているかもしれないが、ついに植物になれたおれは幸せをつかんだのである。あー自然っていいなー。