Peach Samurai

Peach Samurai

くせ者ー、くせ者ー。誰かが敷地内に入ったのかお隣さんが騒がしい。最近引っ越してきたお隣さんなので、どんな人かわからないが、くせ者ーっていつの時代の人なのだろう。夜中にそんな大声が聞こえるので、窓を開けてお隣を見てみると!そこに写っていたのはなんと!桃の顔をした侍がいたのだ!一瞬自分の目を疑ったが、はっきりと桃の顔をした侍がいるのだ。夢を見ているのかもしれないと思い、親を起こして聞いてみると、お隣さんはお侍さんらしいのだ。侍ってこの時代にいるのか?まだ侍ならともかく桃の顔をしているなんて何てことだ!あんな顔をしてあんな格好をしてなんの仕事をしているのだろうか。親に聞いてみると時代劇の撮影所の警備員をしているらしく、毎晩その練習をしているのらしいのだ。また変な人がお隣さんに来たもんだ。その後30分くらい警備の練習を眺めていたが、本人は真剣に警備の練習をしているだけ。では何故に桃の顔をしているか?それは謎のままだ。今後お隣さんを観察して桃の謎を突き詰めたいと思っている。