Matchstickun

Matchstickun

しゅぼぉ。瞬く間に火がつくマッチ棒。そのはかなさ加減に小さい頃からよくマッチ棒で遊んでいた。親には火事になるからやめなさいと言われていたが、危険だとわかればわかるほどやめられないものだった。火を見ているととても心が落ち着くので、ストレスが溜まったり、悲しいことが起きた時によくマッチ棒の火を見ていたのだ。そんなある日、身体の異変に気付いた。どんどん身体が痩せていったのだ。いわゆるマッチ棒みたいな体型になってしまった。それから髪の毛が抜けていって顔色が赤色に変わったのである。まさに見た目がマッチ棒になってしまったのだ。普通なら嫌になるだろうことだが、マッチ棒に憧れを抱いていたオレはとても喜んだ。だってマッチ棒になれたのだもの。早速火をつけてみたら永遠に燃えてくれる。まさにエンドレス!ついに夢を叶えたのだ。