夕方になると田舎の町ではコウモリが飛び交う。小さい頃育った町ではコウモリが飛び始めると帰宅する合図だと思っていたほどだ。そんな身近な存在だったコウモリに異変が起きているというのだ。何がどうなってこんな変化をしたのかわからないのだが、今のコウモリは光っているのがいるのである。闇の鳥というイメージがあるのに、明るくなったらコウモリの存在がすっかり変わる。ではどのようにして光っているのかというと、胴体の部分がまるで提灯のようになっているのだ。なんでそんな姿に変化してしまったのだろうか。生物学者の研究によると、光らなければいけない理由が進化させたのではないかというのだ。それはコウモリの住んでいる洞窟などの変化によるものではないかと言われている。コウモリが光るようになってから田舎町は街灯が増えたようで明るくなったのだそうだ。田舎町にしてはありがたいことかもしれない。