世の中にはいろいろなマニアがいるものだ。なんでそんなことが好きなの？って思うものも多々ある。その中の一つで、なんでも長さを測ってしまう男がいる。最初はメジャーで一つ一つ測っていたのだが、感覚が研ぎ澄まされてきて、長さが測らなくてもわかるようになってきたのだ。そしてそんな体が変化してきて、頭が横長になり、なんと定規のようになってしまった。四六時中長さのことを考えていたので、脳が体の変化を望んだのかもしれない。そんなことってあるの？と思うだろうが、人間為せば成るという言葉があるように、強い思いは変化を起こすのかもしれない。今ではどんどん顔の長さが伸びていき、１mもの長さにまで伸びてしまった。自分的には嬉しいのだが、周りに迷惑をかけているようだ。でもどうしようもない。整形するしかないのかもしれないが、自分はこれで満足なのである。