どうしても憎めない奴がいる。それは取引先の営業のサラリーマンだ。いつもミスばかりするやつなのだが、どうしても憎めない。許してしまうのだ。それはなんでだ。ちゃんと謝ってくることはもちろんなのだが、たぶん彼の容姿に関係しているのだと思う。どんな容姿をしているのかというと、まるでポテトチップスのギザギザタイプにそっくりなのだ。あのままの頭をしているのである。どうやったらそうなるのか尋ねたら、気軽に生まれつきですというのだ。全てにおいて恥じることもなく正直に話をするところも憎めないところなのだろう。仕事ができない営業マンでも、やはり最後は人柄ということなのだろうか。他のお客さんにも愛されている彼はやはり天性のものと言えるだろう。どうしても憎めないのだ。
Wave Cut Potato Man
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