Memo Pad Face

Memo Pad Face

な、な、な、何なのー。突風が吹いてきた時に信じられないことが起こった。自分の顔の皮がめくれたのだ。何で皮がめくれるのだろう。それ自体がとても不思議なことだ。そしてたとえ皮がめくれたとて、肉が見えるはずだが、何と真っ白な紙のような面が現れたのだ。それはまさにメモ用紙のように自分の顔がなっているのである。それも一枚だけではなく、数枚にもわたっている。まさにメモ用紙そのままのようなのだ。もちろんこの白紙の部分には鉛筆やペンで書き込むことが可能だ。そして何枚も書き込んでもこのメモは無くならない。永遠に自分の皮膚が再生するかのように枚数が途切れないのだ。何のためにこんな体質になっているのだろうか・・・