Vase Nose

Vase Nose

私は一年中花粉症に悩まされている。全ての植物の花粉に反応してしまうのが原因で、常にマスクと鼻炎薬は常備していた。だがその生活もあることをしただけで克服できたのだ。その方法とは鼻に花瓶をつけたのである。その花瓶に常に花を飾っておくようにしたのだ。どこから見てもおかしな見た目だが、私は花粉症が克服されただけでも大満足なのだ。なぜにそんなことをしたのかというと、「花粉症の克服は花になること」という本を読み、花に対する考えが変わったためである。花粉症の私が、花を受け入れたので花粉症を克服したのだ。今では花がとても大好きになった。

Raygyoppe

Raygyoppe

日本には淡水魚で雷魚というものが生息している。その雷魚がある変化をしているというのだ。なんと筋肉質になってスリムになっているというのだ。雷魚は体調2m弱にもなることがあり、とても大きな魚。その魚がさらに筋肉質になってどうしようというのか。どうも雷魚の世界でも鵜鳥始めている魚が増えてきており、本能的に危機感を感じたためだろうと言われている。面白いことは、それと同時期に人間の間でもライザップというダイエット方法が流行っているということだ。雷魚界のライザップということで「ライギョップ」と呼ばれる現象になっている。雷魚もスマートになって喜ばしいのだろうか。

Closet Helmet

Closet Helmet

私は極度の人見知りだ。ほとんど人と接することができずに、今まで関わりを極力避けてきた。人が嫌いではないのだが、どうしても話すことができないのだ。そんな私はなかなか世間に受け入れてもらえずに、引きこもりになっていった。そんな時に自ら編み出したのが、引き戸の押入れ型のヘルメットだ。なんでそんな形にしなければいけなかったのかは自分でも謎だが、一枚の扉を挟むだけなのに、人とコミュニケーションを取れるようになったのだ。人からは変に見られているようだが、自分の中ではかなりの進歩なのだ。そして今までとは違った人とのコミュニケーションを取れるようになって世界が広がったのだ。人見知りの人はぜひ押入れ型ヘルメットを試して欲しい。

Mr. Horn

Mr. Horn

なんてことだ。自分の体が信じられない。ある日を境に、首元から顔を覆うようにあるものが伸び始めた。最初はなにかわからなかったが、どうもホーンのようなものが伸びて顔を覆ってしまったのだ。そのために顔が重くなり体のバランスが悪くなった。だが、一番の問題は声が大きくなったことと、聞こえる音が大きくなったことだ。ホーンの形状になったことで、音を集めやすく、広めやすくなったのだ。そのために今までのボリュームで話しているととんでもないことになる。問題は音が大きく聞こえることだ。この対処法は今の所耳栓をするしかない。どうしたものか、そもそもなんでこんなことになってしまったのだろうか。

ちゃれんじタウンシート体験版

こどもちゃれんじほっぷについてくるちゃれんじタウンシート体験版のイラストを描きました。4月号では完成しているちゃれんじタウンシートがついてきます。付属するおもちゃのバスを使って街に行くごっこ遊びです。

Speech Head

Speech Head

私は講演会などをするパネラーの仕事をしている。一年のほとんどをスピーチの仕事をしているので、声を調整することは仕事の上でとても重要だ。だが毎日のように仕事で話をしていると、どうしても喉が潰れてくる。このままいくと、自分は言葉を発せなくなるのではないかと思ってくる。そうなると、人間の身体は進化をしていくものだ。私が進化をしたところは、頭に口がもう一つできたのだ。そしてスピーチするときは頭の口から声を発するようになった。本当の口はパクパクするだけでいいのだ。髪の毛で頭の口は一応見えないようにしている。この新しい口のおかげで、以前よりもハキハキ話せて今まで以上に仕事に打ち込めるようになった。最初は気持ち悪かったが、今では切り離せないものとなっている。

 

Yutanpo Shark

Yutanpo Shark

私は極度の冷え性だ。少しでも寒くなると、何枚も衣服を着てももう耐えられないくらい凍えてしまう。その体質が関係してか、あるものが私に取り憑いた。なんと暖かい湯たんぽが背中に張り付くようになったのだ。それもどこから来ているのか、誰がそんなことをしているのか、そしてどのように湯たんぽを温めているのか謎なのだ。24時間背中に張り付いているので、ずーっと温かいのだ。だが、温かいからといってなめてはいけない。夏にもこの湯たんぽは背中に張り付いたままなのだ。暑い日に湯たんぽは本当に地獄だ。いくら冷え性だからといって、ずーっと湯たんぽに温められているのは辛いのである。

Girl’s Power Radar

Girl’s Power Radar

女の子というのは本当に新しいものが大好き。何かが流行っていれば、それにすぐに飛びついて、飽きてくるとすぐに他のものに飛びついていく。どうやって女の子はこの流行っているものを選んでいるのだろうか。その研究をしている大学の博士から衝撃の発表があった。女の子は誰でも流行りセンサーを持っているというのだ。それは頭のてっぺんからレーダーが出ていて流行りを感知するというのだ。その感度の違いが、流行に敏感か、そうでないかに別れるというのである。特にこのレーダーが大きな人は、形に現れて頭の上にレーダーが突き出ているらしい。そんな女子は流行に敏感になりすぎて、時には自滅するそうだ。女の子は大変そうだ。

Kamakids

Kamakids

世の中には本当に不思議な生物が存在する。今まで身近にいた生物の生き方を初めて見たときは衝撃だった。その生物とは、気持ち悪がられているカマドウマだ。エイリアンのような形をしているし、黒く艶やかな質感も気持ち悪い虫だ。そのカマドウマの子供の産み方と育て方が変なのだ。カマドウマの子供は親がそのまま成長したものを生むのだが、その後に生まれたカマドウマは母親の背中に乗って成長する。だが、生まれて間もなく、なぜか身体が縦に真っ二つに割れてしまうのだ。その状態を数週間経てからさらに成長するのである。なんのために身体が二分化されるのかわかっていない。その状態だと無防備でもし最近や寄生虫が身体の内部に入ってしまったらおしまいなのに。カマドウマの研究が進んでいるのだが、本当に謎なのである。

Chest Woman

Chest Woman

先日家具屋さんに行った時に目撃したものは、とても驚いた。箪笥を探しに数件の家具屋さんを見回ったのだが、どれもこれも良い箪笥は見つからなかった。だが、ある箪笥は衝撃を与えたのだ。その箪笥とは、中に女性が入っている箪笥だ。店員にこの箪笥になぜ人が入っているのか聞くと、お店側も女性が出てきてくれなく、そして無理に出そうとしてもできなかったので、そのままの状態にして売っているのだという。誰がそんな箪笥を買うのだろう。そしてんなぜ、この箪笥に女性が入っているのだろうか。この箪笥に取り付いている生き霊なのだろうか。もしかしたら、一人暮らしの寂しい男性が、話し相手欲しさに買ってしまうのかもしれない。その日以降、定期的にこの家具屋さんを訪れて売れていないか密かにチェックしている・・・