ボクの家族はみんな音楽好きだ。お父さんはクラシック、お母さんはロック、ボクは渋い子供でジャズ、妹はポップスという音楽が日常にある家庭だ。そしてそんな音楽好きな家族ともいうべき特徴が他にもある。ボクたちは人間であるけれども、見た目は音符の顔をしているのだ。どうやってそういう見た目になったのかは不明だが、小さい頃から音符の形をしているので、不思議に思ったことがない。それが当たり前の光景だったのだ。先祖さまがどこかで音符の顔に整形したのかもしれないが、それだけでは子孫も同じく音符の顔をしているのはおかしい。音楽と関係している家系ならではの何かなのだろう。