Hermit Hot Spa

Hermit Hot Spa

いまだにメディアに取り上げられていない秘境と呼ばれている温泉がある。それは北海道にひっそりと佇んでいるため誰も知らないのだ。温泉同好会を立ち上げている私は、年に一回機会を作ってこの秘境の温泉に来ている。ここの温泉にいくのも1日掛かかるので、なかなかいけないのだ。だが、年に一回大晦日の夜にここの温泉を訪れて年を迎えるのだ。何が特別な温泉なのかというと、ここの源泉が仙人から出ているので、長寿の源になると言われているのだ。仙人から出ているとは、岩が仙人に見えるからそう言われているのだ。毎年ここで温泉につかることで、病気にもならずに健康に暮らしていけてるのだ。

第九アニメーション

毎年年末の恒例行事になっているサントリーホールでの第九の合唱。毎日放送のスポットCMとサントリーホールで流す映像の背景イラストを描きました。いろいろな職業の人が参加するイベントなので、いろいろな人々を描いています。
9th

Red Beans Hair

Red Beans Hair

なぜにこんな歳になって髪質が変わってしまったんだ!普通ならこの年齢から毛髪が薄くなってきて薄毛に悩まされる年齢なのに・・・それとは異なり髪質が変わるとは思ってもいなかった。ではどんな変化が訪れたのかというと、髪の毛が数カ所でまとまりだして、無数の塊ができたのだ。なんか小石がたくさん頭の上にあるようだ。パンチパーマに見えなくもないが、よく見るとそれはある食材に似ていた。その食材とは小豆である。無数の大きさの小豆が頭の上に乗っているのだ。なんでこんな髪質になったのだろうか。今頃天然パーマになるとは思ってもいなかった。それよりも小豆のような天然パーマってあるのだろうか。寝癖がつかないので楽にはなったが、変なパーマを当てている人だとジロジロとみられる。本当に自分の体ながら驚かされるばかりだ。

Coil Neck

Coil Neck

ボクはとても首が長い。小さい頃からだそうで、気が付いた時には自分でも首が長いのがはっきりとわかっていた。それも尋常ではないくらい長いのだ。まだ成長しているので、どのくらい長いのかは以前測った時はなんと3mもあったのだ。もっと成長すれば伸びていくだろう。こんなにも長いともちろん服の中にも隠すわけにもいかないので、肩の上に蛇がとぐろを巻くように首を巻いて頭をその上に置くしかない。あまりにも長いので、自分で頭を支えるわけにはいかないので、バランスをとりながら歩くのはとても難しい。こんなにも長いと手術で首を切除するのも無理らしい。何が原因でこんな体になっているのかわからないが、どんどん伸びる首のまま生きていくしかないだろう。

Hawk Throat

Hawk Throat

ある日突然何かが後方からぶつかってきた。ドスンという音が響き、軽い脳震盪になった。数分後に意識が戻ってくると、喉のあたりに何か違和感を感じた。手で触ってみると、何か喉に付いているように感じた。鏡でみてみると、なんとそこには鷹の頭があったのだ。そして鏡ごしにこちらをジロリとみている。何がどうなったんだ?頭の整理をしていると、どうもさっきの振動は後方から鷹にぶつけられた振動だったらしい。そしてその鷹が喉を突き破り、そのまま抜けなくなってい止まっているのだ。どうやってもこの鷹が喉から抜けずに、もう自分の一部分になっている。どうやって餌を採ってくるのか、栄養を補給しているのかわからないが、オレも鷹もその後は健康に過ごしている。とても不思議だ。

Note Face

Note Face

オレはたくさんの顔を持っている人間だ。本当になりたい時になりたい顔になれるという特技を持っているのだ。どうやってそんな体質なのかというと、頭部がノートになっていて、1枚1枚にいろんな顔を描いているのだ。描いている顔の表情も消せば途中から他の表情にもできるので、無限大の表情をできるようになっている。どうしてこのような体質になっているのかわからないが、気がついたらこんな体質になっていた。小さい頃から引越しが多かったので、その都度新しい友達を作らなければいけなかったので、もしかしたらこのような体質になったのかもしれない。今では本当の自分の顔がどれなのかわからないのが悲しい。

Squid Eyebrows

Squid Eyebrows

目の前が真っ暗になった。それは日に日に暗くなっていったのだ。なんとオレの眉毛はイカになったのだ。なんでイカになるの?それは自分自身でもわからない。イカとの接触はまるでないからだ。では、なぜに眉毛がイカになったのだろうか。実は先祖はイカ漁船を営んでおり、当初は相当イカで儲けたらしい。オレの爺さんの代にはイカ漁船は辞めたのだが、その時のイカの呪いがオレの眉毛に乗り移ったのかもしれないというのだ。このイカの眉毛は切ってもまた生えてくるし、取り除いても、また生えてくるのでこまめに切るしかないのだ。なんでオレだけ眉毛はこんなことになってしまったのだろうか・・・

Cone Hat Man

Cone Hat Man

家の近くのお店の前に、小さい頃から居続ける人がいる。話しかけても一瞥するだけで、何もいってくれないので、そのうち存在することを意識しなくなった。久しぶりに実家を訪れて見たら、30年ぶりなのにまだこの人はいるのだ。それも昔と変わらずに、とんがり帽子を全身に覆い、目の部分だけ穴が空いているだけで、中にどんな人が入っているのかわからないのだ。彼もだいぶ歳をとっているのだろうと思う。なぜに彼はずっととんがり帽子に包まれて、そしてお店の前に居続けるのか。勇気を絞って久しぶりに話しかけて見た。なんでここに何十年もいるのか尋ねてみると、30年前と同じくジロリと見られただけだった。彼は全く変わっていない。いつまでいるのだろうか・・・

Eggplant Knob

Eggplant Knob

背中に急激な重みを感じる。何も背中に見えないが、なんの感覚なのだろうか。一晩寝ると治ると思い、早めに就寝した。朝起きてみると、背中の重みはもっとひどくなっていた。そして実際に背中に何かがある気配を感じた。どうにか起きて自分の背中を見てみると、何か大きな物体がついているのだ。その物体とはなんと!巨大なナスであった。なんでナスが背中についているのか。それもこんなにも大きなサイズのナスって存在するのだろうか。とにかく巨大なナスなので押しつぶされてしまう。どうやってこのナスを取り除けるのだろうか。とても謎すぎることが多いので、身動き取れないでいる。

Disposable Chop Platform

Disposable Chop Platform

これはまさに地獄だ。なんでこんな思いをしなければいけないのか。もともと高所恐怖症のボクには最悪の事態なのだ。なんでこんな場所に来てしまったのか、今さらながら後悔をしている。今ボクがいる場所は、巨大な割り箸が宙に浮いている先端にいる。どうしてこのようなアトラクションが存在するのか。命綱もなく、割り箸の先どこまでいけるのか度胸試しをするのだ。あまりの怖さに先端にたどり着いたはいいのだが、そこから動けなくなり座って止まってしまった。動けない状態で固まっているのだ。こんな目にあうなら、無理して挑戦しなければよかった。この割り箸は今話題のアトラクションだ。