Tipi Tipi

Tipi Tipi

小さい頃からとても内気ですぐに隠れてしまう子だった。いまでもその傾向は変わらずに、なるべく外に出ないようにしている。どうしても出なければいけない場合は、なるべく肌が見えないようにするし、目立たないような工夫をする。そんな私だが最近少しずつだがおもてに出るようになった。なぜかというとティピを手に入れたからだ。小さなテントみたいなもので、そこに入っているといつも以上に落ち着くのだ。そこから顔だけを出して移動できるようになったし、ティピの中にいる分にはなんでもできるという気持ちになるからだ。まさに私にとってティピは救世主なのだ。ティピのおかげで少しずつではあるが、心を開きつつある。ティピよありがとう。