Kokeshi Nose

Kokeshi Nose

昔はどこの家でもあったと言っていい「こけし」。家族の誰かが東北地方を旅行したときに買ってきたお土産だ。時が経つにつれて、こけしは家にある存在ではなくなってきた。ほとんどの家でこけしを見ることはなくなったのだ。私の家でもこけしを処分しようとしていた。その時に事件が起こったのだ。ちょっとした突起につまずいてしまって顔面から転んだ。そこにたまたま処分しようとしていたこけしが転がっていたのだ。顔面に思いっきりこけしをぶつけてしまった結果、鼻の部分にこけしが埋め込まれてしまったのだ。どうやっても取れなくなってしまい、今では私の鼻はこけしになったのだ。これはこけしの呪いなのかも知れない。