Ruler Man

Ruler Man

どうしてそんな選択をしてしまったのだろうか。何も自分自身を定規にしてしまわなくてもいいのに。友人の福岡君はなぜか昔から定規が大好きだった。大人になった今でも定規に取り憑かれていたのだ。そしてついに自分自身を定規にしてしまう計画を実行してしまう。生きにくくなりそうなのにそれでも定規を愛している感情は抑えられなかったようだ。だが、本人は満足しているのでいいかもしれない。定規になったことで、何でも自分の体で測れるようになったので、常に物の尺度を測って満足しているようだ。周りにいる人は彼のことを変人と思っているようだが、小さい頃から知っているオレに言わせれば、単に一途でいいやつなのだ。定規になってから彼は伸び伸びしたように思える。これで全て良かったのだ。