いつの間にか車を持つのが憧れの時代は終わった。車を持たなくても良くなっているからだ。だが実は車を持ちたくても持てなくなっているのだ。それは経済面の欠如によるものだ。そこで人々は何をし始めたか。それはタイヤとハンドルだけを買って家でこっそり車を買うことを夢見ているのだ。どんなことをしているかというと、タイヤを頭からかぶれるようにして、ハンドルを握って家の中で妄想の運転をしているというのだ。なんともシュールな世界観だろう。そのくらいして車を買うことを夢見ているのである。