Red Laughing Hand

Red Laughing Hand

わははははー。私はちょっとしたことでも笑ってしまう。とても笑い上戸だ。それに付け加え、声がでかいので、遠くにいても私の笑い声から、あっちの方にいることがわかると友人に言われる。そのくらい笑い声が響いてしまう声なのだ。だが本当は私が笑っているのではない。私の手が笑っているのだ。笑いたくなると手が赤くなり、そして手のひらに口が現れてゲラゲラ笑うのだ。その声がとてもうるさいのである。どうしてそんな状態になるのかわからない。小さい頃からそうなので、誰にも気づかれないように、自分も笑っているようにするのだ。誰にも告白したことないが、この状態をどうにかしたいので、初めてカミングアウトする。わははははー。

Oil Pastel Finger

Oil Pastel Finger

オレは世紀の大芸術家だ!まさに現代のレオナルドダビンチ、もしくはミケランジェロといっても過言ではない。作品を制作すれば1枚の絵画は1億円ほどで売却されるほどだ。なぜにそんな作品を生み出せるのかというと、オレにしかできない技法があるからだ。その方法とはオイルパステルフィンガーというもの。どんなものかというと、右手の指がクレヨンになっているのだ。指で直にキャンバス、もしくは立体物を塗れるので、唯一無二の表現ができるのだ。この価値こそが、オレの作品を評価している一因なのである。何度指を使っても一向にクレヨンは減らないし、たった5色だけなのにあらゆる色を表現できる指なので、神の手と呼ばれている。後世に名を残す芸術家になっていくだろう。

Doll Hand

Doll Hand

「おい、起きろ!朝だぞ」おい誰だよ、週末の朝に無理やり起こす奴は。オレは一人暮らしのはずだぞ。早朝から部屋のどこかから、起きろという声が聞こえる。隣の部屋から聞こえてくるとしては、声が大きすぎる。あまりにもうるさいので起きて周りを見てみると、誰もいない。幻聴かなと思いまた布団に潜ると、「おい、起きろ!」とまた声が聞こえる。うるさいな、誰だよ・・・そう思いもう一度起き上がると、驚いたことに、自分の手が人形になっていて、その人形が話しかけていたのだ。なんだとーーーーーー!オレの手はどうなってしまったんだ!この人形の手はすぐにオレに話しかけてきて、とてもうるさい奴なのだ。声もバカでかいので、なおさらうるさく感じる。とても厄介だ。なぜにこんなことになってしまったのか、一生こいつと生きていかなければならないとは・・・

Fluffy Blood

Fluffy Blood

突然の出来事で頭の整理ができない。親指と人差し指の中間に銀の輪がいつの間にかできた。最初は小さかったので、おできか何かだと思っていたが、どんどん大きくなっていくにつれておかしいぞと気がついたのだ。そしてついには肉の中まで消える状態になった。そうなった時に中からふわふわした青色のものが出てきた。何かと思ったら、何と!青い血が出てきたのだ!血って青いはずがない!だが本物の血だ。オレの血は青いのか?そして何でふわふわなんだ。わからないことが多すぎる。だが一つだけ言えることがある。そんな状態になったのに、なぜか体調が良いのだ。どうも全身の悪い血を青い血に変えて体外に出してくれているようだ。不思議なことがいっぱいだが、体調が良いので良いとしよう。

Blue Soap Bubble

Blue Soap Bubble

思い切ってスキンヘッドにしてみた。もともとロン毛のスタイルを何年も続けていたが、嫌気がさし真逆のスキンヘッドを急にしてみたくなったのだ。そこで気付いたのだが、オレの頭部には金の輪っかの痣があることがわかった。とても目立つ位置にあってまるで金の天使の輪だ。その金の輪からある日驚くようなことが起こった。何と金の輪っかから、青いシャボン玉が勝手に出てくるのだ。それは暑い日に汗をかくと出てくることがわかった。オレの汗はどうもシャボン玉を作れる成分が含まれているようだ。それが金の輪を通り抜ける時に、偶然にも青いシャボン玉になるというのだ。夏の日は帽子を被らないと、常に青いシャボン玉ができてしまうので困ってしまう。でも何で青いシャボン玉なのかはわかっていない。

Flour Face

Flour Face

何でこんな姿になってしまったの?ある日を境に自分の顔がどんどん変わっていった。どのように変わっていったのかと言うと、少しづつだが皮膚が粉を吹き出してきて、いつのまにか肌が小麦粉で真っ白になってしまうほどになったのだ。その感触はすでに皮膚がなく、小麦粉の塊のような感触だ。そのうち頭部全てが小麦粉になってしまった。どうしたことか!全てが小麦粉になってしまったためにあることに支障が出てきた。それは小麦粉が呼吸を妨げるのだ。息を吸おうとすると、小麦粉が喉や鼻に引っかかり思うように息をできないのだ。そのために常に呼吸器を持ち歩いて苦しい時に吸うようになった。本当にどうしていいかわからない、そもそもなんで小麦粉なのだろうか。

 

Spider Head

Spider Head

これはまさに蜘蛛の呪いか!まさか自分がこんな姿になるなんて思ってもいなかった。何が起こったのかというと、頭部がいきなり蜘蛛のような形になったのだ。頭部を中心に蜘蛛の腹部と足が出てきて、本当に蜘蛛のようなのだ。自分の意思とは別にこの頭部の蜘蛛の部分だけ勝手に動くのもとても気持ち悪い。自分の体の一部なので栄養を摂取しなければいけないのか、すぐに蜘蛛の糸を張って、虫を捕まえるのだ。朝起きると常に周りには蜘蛛の糸を張り巡らすし、通勤の電車の中でもすぐに糸を張って虫を捕まえるので、とても気持ち悪い。殺虫剤を使うという手もあるが、自分がどうなってしまうのかわからなくてとても怖い。どうしたものやら・・・

Sucker Hand

Sucker Hand

ボルダリングは最近とても流行っているスポーツ。サラリーマンやOLが仕事帰りに気軽にできることも人気が出てきている理由の一つだ。そのボルダリングに最近ハマっている。なぜかと言うと思っているようにスイスイと登れるからだ。普通とても難しいコースもすぐに攻略できるのだ。その理由は自分の特殊な体によるものだ。ボクの手足には昔から吸盤が付いている。いろいろなところに吸着するのだ。その力を使ってボルダリングがスイスイと登れるようになっているのだ。意外な自分の得意なことに気がついてから、ボルダリングに凝っている。このまま進むと日本チャンピョン、はたまた世界チャンピョンにも成れるのではないだろうか。

Puddle Jiro

Puddle Jiro

雨が降ると道路にできる水たまり。皆さんはごく普通の光景だと思っているだろう。道路の凹みで水が溜まってできる現象だが、ここに人が住んでいるとは誰も予想しないに違いない。だが全ての水たまりではないが、何個かには必ず人が住んでいるのだ。彼らのことを通称「水たまりの二郎」と呼ぶ。この事実を知っている人はほとんどいない。なぜなら滅多に姿を見せないからだ。水たまりの中でじっとしているのだ。水たまりがなくなると水たまりから出て普通の人間のように生活するのだ。彼らはもともと水の中で生息していた種族で、その名残からか、水たまりが発生した時だけ、水の中で生活するようになったようだ。不思議な話である。

Heart Cough

Heart Cough

季節外れの風邪をひいている。微熱も続いているので、もしかしたら花粉症のひどいやつなのかもしれない。だが問題はそこではないのだ。何が問題なのかというと、咳き込むことが問題なのだ。咳が出すぎて身体が痛いしだるいのだ。そしていちばんの問題は咳き込むと、咳が形として見えるということだ。その咳の形がなぜかハート形をしているのだ。咳をするたびにハートが口から出てくるので目立つのだ。そして近くに男性がいようものなら、私がその人に好意を抱いているように見えるようで、ナンパしてくるし、やたらと話しかけてくるのだ。私は体調が悪くて、それどころではないのにだ。イケメンなら良いのに、なぜか中途半端な男性が寄ってくるのだ。体調も男性運も何も良くないこのハートの咳は何の意味もないようだ。