数年前に北海道のメロンの産地である夕張市が多額の負債を抱えて市が機能しなくなったことがあった。別に市が崩壊するわけでもないのだが、それでも市が負債を抱えるというのはこの平和な日本ではよっぽどのことだったのだ。あれから夕張夫妻などというメロンのキャラクターを作って自虐的な戦略など打ち立てて、それなりに知名度を上げてきている。それでも、あの負債は未だに解消されていないのだ。そこで、いろいろな手を夕張市は試しているのだ、どれもうまくいかずに、負債は増えていくばかり。どうしたものかと焦っていたところ、メロン弁当なるものが密かに売れていることが統計からわかった。メロンを丸ごと使った弁当で、メロンの風味と一緒にお弁当を楽しむというもの。夕張駅でしか売っていないので、この弁当を食べにはるばる遠方からくるお客もいる。今ではインターネットからも購入出来るので、売り上げはどんどんと伸びているのだ。メロンを弁当にするというところがとても斬新。人々は刺激を求めているのかもしれない・・・