人間はいろいろな知恵を使って生物の品種改良を行なってきた。今回の新しい品種は世界最小のブタだ。親指ほどの大きさしかないブタなのだ。もう子ブタとはいえないサイズだ。言うなればチビブタとでも呼べようか。ではなぜにこんなに小さなブタを開発したのであろうか。大きなブタで十分ではないのか?このチビブタは食用として開発されている。こんな小さなブタを食べてどうすんの?普通の豚肉でしょ?それにブタの形していたら食べにくいじゃない。ごもっともである。だがこのチビブタを開発した人の目的はブタのフォンデュを食べたかったからだそうだ。このチビブタを丸ごと熱々のチーズをつけて食べたかったのだ。たったそれだけの理由で、このチビブタの開発に半生をかけたというのだ。そこまでしてチビブタのフォンデュを食べたかったのか。この人間の欲望はとどまることはないだろう。