何の技でも極めるとすごいことが起こる。何かの化学反応か、いままでの常識を破るような、人間技ではないような感覚を覚えるほどだ。このほどかなりの技を持つ人物が現れた。それはイタリアに住んでいる腹話術師だ。一時ほどの人気は無くなった腹話術だが、密かに更なる進化を遂げていたのである。それは等身大の腹話術を操っているのだ。もはや人形ではない。まさに一人の人間のような振る舞いをするのだ。数人で会話していても、まさか隣の人が腹話術でその人形を操っているとは気付かないほどなのである。なんというか、気配がちゃんと人間のようにあるのだ。まさに、腹話術師の魂がそのままこの等身大の人形に乗り移っているようだ。まさにイタリアでいうところのマエストロである。世界中を探しても彼のような技を使えるような腹話術師はおらず、イタリアでは日本の人間国宝に値する称号をもらっているらしい。まさに世界の宝といえよう!