な、な、な、な、なんだー。何者だー。カサカサカサと音を立てて歩いてくる者がいる。まるでスーパーのレジ袋の様ではないか!あやつは何者だ。彼女はポリエステルの女と呼ばれている人だ。なぜにこんな身体に変身をしてしまったのだろうか。彼女は極度なエコ支持者。プラスチック製品なんてもってのほか。そのために、彼女の生活はほとんどが自給自足で生活していたのだ。だが、あるときなぜかスーパーのレジ袋を使用してしまったのだ。その自分を戒めるために、自分自身の皮膚をポリエステルにするという何の特もしない手術をしてしまったのだ。医者はかなり説得して止めにかかったが、本人は頑としてきかないので、ポリエステルの皮膚に改造してしまったのだ。そのために、彼女はポリエステルの女として生まれ変わったのだ。その日以降、彼女はエコの生活スタイルを変更してレジ袋をガンガン使用している。今度は自分の皮膚がいつダメになるのかが気になって日々いろいろなレジ袋を保管しているらしい。いつの日かポリエステルが無くなった時にそのレジ袋を皮膚として使うらしい。世の中には変わった人がいる者だ。