な、なんでおれはこんなところにいるのだ?気がついたらある氷の上に立っているのだ。それもかなり狭い範囲の氷なので、立っているのも難しいくらいだ。更に何故なのか裸足で立っており、接着面がすごく冷たいのだ。こんな拷問みたいな状態に何故にいるのだろうか。そして何よりも不気味なのが、遠くの方から何かが壊れている音が近づいてきていることだ。それもかなりのスピードで近づいてきている気がする。何かと思って遠くを眺めてみると、なんと氷が倒れてきているのだ。それは暑さで溶けているのではなく、まるでドミノのように倒れてきているのだ。なんてことだ!と、言うことはおれの今立っている氷もそのうちに倒れるということだ。そうなったらおれはどうなってしまうのだろうか。そんなことを思うと、今氷の上にいる理由はどうでもよく、氷が倒れないで欲しいと願うだけだ・・・