マイホームを持つのは家庭を持つ男にしたら夢になる。35年ローンを組んでも家が欲しいのだ。そしてついに手に入れたマイホーム。最初は自分の居場所はあるのだが、段々家族にその領域を占領されていつしか家の中にも自分の居場所がなくなるという悲しいい結果が待っている。大きな家を購入できればいいのだが、そうも言えないのが現実なのだ。そして世の中のこの状況に陥ったおっさんたちはついに庭に自分の居場所を作ったのである。それは単なるおっさんが一人くらい入られる穴だ。その穴に入るとおっさんは自分の唯一の場所だと感じて安心を得られるようになったのだ。いまこのおっさんスポットというのが家庭を持つ男性に流行っている。家庭のみんなはさすがに冷たい目でみているが、そのくらい家庭において父親の尊厳は無くなってきているのだ。おっさんよ、もっと力強く生きてくれ。