日本の法律制度が変わり始めている。裁判員制度が導入されて一般人の意見が取り入れられるようになったためである。今までになかった見方が出てきて予想がつきにくくなっているのだ。この点に目をつけたテレビプロデューサーが面白い番組を作った。その名も「裁判の鉄人」である。20年程前に「料理の鉄人」という伝説的番組が放送されていた。それは一流料理人が時間内に料理の技を競い合うもの。そのコンセプトを裁判に当てはめた番組なのだ。この番組が公開されて一般人にも裁判の面白さ、難しさが浸透して法律に関する見方が徐々に変わってきたのだ。裁判の鉄人が毎回難しい事件を裁判するという、ハラハラドキドキの展開に、視聴者の皆さんは目が離せないのである。やはりクライマックスは判決の時。毎回論議が白熱して乱闘騒ぎで終わるのだ。こんな熱い番組は今までになかったので大人気なのだ。