う、なんだあの人は。家に帰る途中にある女性とすれ違ったのだが、暗い道なのでよくは見えなかった。だが、なにかその女性は違ったのは確かだ。その数日後にまた帰宅途中にその女性とすれ違ったのでよく顔を見てみたら!驚くことに目から蛇が出ているのだ!どういうこと?それって女性も蛇も生きているってこと?なんで目から蛇が出ているの?頭の中が混乱して何が起きているのかわからなかった。その数日後にまたその女性と道ですれ違う。そこで勇気を振り絞って聞いてみた。「あの~なんで蛇が目の中にいるんですか?」その応えとはこうだった。「なにをいってますの。蛇なんていませんわよ。何かのお間違えでは?」なんとも予想外な返答だった。あの女性は自分の目が蛇だということさえ気づいていないのだった。それ以降女性とはすれ違っていない。あの女性は幻だったかもしれない。