家の近所に美味しくて有名なジャム屋さんがある。昔から存在する老舗のジャム屋さんで、わざわざ遠方から買いに来る人が沢山いる有名店だ。どのジャムを食べても本当に美味しく、その中でもボクのお気に入りはイチゴのジャムである。濃厚でほんのり甘さがとても口当たりがいいのだ。そしてこのジャムはどのようにして作っているのか謎なのだ。なぜなら店主がこのジャムの製造過程を従業員にも一切教えないのである。夜中にシェフが毎回製造していて、その間はお店を閉めきるのである。だからどうやって作っているのかわからないのだ。そしてついいたずら心が働いて、隠しカメラを設置して覗き見をしてみた。そうしたらシェフは空の便を用意いして、そこに指からあるものを出して瓶詰めしているのだ。そうジャムはシェフの血だったのだ!シェフは自分の血がジャムで出来ているようなのだ。なんてことだ!そりゃ今までにない味なはずだ。