ボクはある特殊な身体を持っている。なんとヘソがとても伸びるのだ。それはゴムのようになっており、どこまでも伸びても、ちゃんと戻ってきてくれるのだ。そもそもそんなヘソを持っていなかったが、或る日突然ヘソをいじっていたらどんどん伸びていったのだ。そして試しにヘソを投げてみると、ビョーンと伸びて戻ってきたのである。ちょうど野球好きだった僕は練習用として自分のヘソを打ってみたところ、いいバッティング練習になったのである。その日以来自分のヘソを打ちバッティング技術を上げているのだ。みんなには羨ましそうに見られるが、同時に自分のヘソを打って痛くないのかよく質問される。ヘソは柔らかいので全く痛くないのだ。こんなヘソを持って最初は嫌だったが、物は使いようでどうにかなるということを知ったのだ。あとはもっと野球がうまくなることを祈るのみ。