ボクはとある港町で生まれて育った。港町という特質な地域から、いろいろな人が昔から出入りする場所だ。そんな街で育ったからいろいろな異文化に小さい頃から触れていた。とても港町はインターナショナルなのだ。そしてボクはある人種とのいわゆるハーフだ。そしてボクは自分の父親が誰かわからない。行きずりの男と恋に落ちた母親との間に生まれた子供だからだ。写真も何も残っていないので、本当にわからないのだ。そしてこの度その父親がこの港町に来るというのだ。父親との初対面!ドキドキせずにはいられない。そして実際に父親に会ってみて愕然とした。何とボクの父親は魚の船長だったのだ。魚人間って何よ。そんな人っているのかよ。いくら豪華客船の船長だからって魚は無いだろ。今とても複雑な気持ちだ。