水に神様は宿っていると昔から伝えられている。水不足になると、水乞いをして雨を降らせるのは水の神様にお祈りをするからと言われているのだ。その水に本当に生命が宿っているとは、誰が本当に想像しただろうか。ある地域の水は本当に生きているのだ。それもちゃんと形をしている水の生き物である。この水の名前はこの地域では「水の妖精」と呼んでいるのだ。その姿はいたってシンプルで、にょろにょろした感じだ。そしてたくさんの液体が形を成して、連なって行動している。その姿は水の行進をしているようで可愛らしいのだ。この光景が年に1千度だけ、満月の夜に見られる。そのチャンスを見ようと全国から人が集まっている。水の妖精は世界では類を見ない光景ではないだろうか。