朝起きた時点で何かがおかしいと自分の変化に気がついた。なぜか自分の視点がいつもと違うのだ。どうやってもいつもより視点が低いので、どこを見ているのかわからないのである。何が起きているのか。自分では見られないので、親に聞いてみると、驚いて悲鳴をあげた。相当な事態が自分に起こっているようだ。鏡を持ってきてもらい、自分の姿を眺めてみると、なんと頭部が柔らかくなって下に下がっているのだ。まるでその姿は軟体動物のようだ。そのために力が入らずに、視点が下がって見えていたのだろう。どうやって自分がこんな体になってしまったのかわからない。どうこれから生き延びていこうか・・・自分が心配だ。