昭和に子供の間で流行ったおもちゃがある。マジックハンドと呼ばれるもので、ロボットのようなおもちゃの手を使って遠くのものを掴むというものだ。まさにロボットになった気分で使えるのが人気の出た理由だ。そのマジックハンドを使っていた世代がいい大人になり、また流行りだしているというのだ。だが、使い方がちょっと違うのだ。大人になった人たちがマジックハンドを改良して、直接手になるようにしたのである。どちらかの手を犠牲にして、マジックハンドにするのだ。なんとも大胆な発想だろう。そこまでしてマジックハンドにする理由が見当たらないが、子供の頃の夢を実現するのが男子というものだろう。