代々伝わるタンスというのが家にある。すごく古いタンスらしいが、デザインがそんな感じがしないので、現代のタンスみたいに見える。だが何代にも伝わっているタンスなので大事にしないといけない。ではなんでこのタンスを大事にするのかというと、このタンスには昔から神様が取り憑いているのだ。いつもタンスの上に寝転んでいて、家の中をジロジロと見ているのである。小さい頃から見えていたので普通なのだが、よく考えて見たらとてもおかしなことだとわかった。そしてこの神様は我々の家系しか見えないようなのだ。これからもこのタンスは伝えられて行くようにしていきたいと思う。