世間ではゴキブリが一番嫌いな虫だと言われている。それは家に住み込み、夜中にコソコソと動きまわっては餌をあさるからだ。この生態が嫌われる理由の一つである。だがオレのもっとも嫌う虫は「パックマン虫」である。みんな見たことがないというが、なぜかオレの家にはこのパックマン虫が大量に発生している。日によっては足の踏み場のないほどパックマン虫が湧いていることもある。特にいたずらはしないのだが、あまりにも大量に発生すると、鳴き声がうるさいので寝れないのだ。いかなる市販の殺虫剤も効かないし、退治しても生き返るという不老不死もあって、どんどん増えていく一方なのだ。なぜオレの家だけに生息しているのか謎で仕方がない。