オレはすぐに怒りやすい性格だ。ちょっとしたことでも、すごく怒るので、知り合いはなるべく穏便にすませようとして、まるで刃物を扱うようにデリケートに接してくる。それでもやはりすぐに怒るので、周りも困っているようだ。オレ自身も起こることは嫌いだ。でもすぐに頭に血が登ってコントロールをできなくなるのだ。そこで友人が提案してくれたのが、逆の発想でこの怒ったエネルギーを他のことに活かしてみたらということだった。そしてたどり着いたのが、鍋を頭につけるということだ。怒ったときの熱で鍋を温めようということだ。これがハマり、怒ったときの熱でお米を炊くことができるようになった。いまでは美味しいご飯が食べたいので、すぐに怒るこの性格を気に入っている。