オレの父親はアメリカ人で、母親が日本人のハーフだ。そのために小さい頃からかわいかったし、成長するにつれて骨格の彫りも深いのでイケメンに変化してきて、青年になってもとても人気があった。いろいろな女子から告白をされて人生がバラ色状態であった。だが、20歳を境に変化が訪れた。自慢の高い鼻がさらに高くなり、おかしな形になったのだ。あまりにも顔のバランスとして鼻が高いのだ。そして鼻の感触がとても柔らかくなった。その触感はまさにアメリカのお菓子であるマシュマロにそっくりになったのだ。鼻の途中に切れ目みたいなのが浮き出てきて、本当のマシュマロに見えてくるのだ。こうなったら折角のイケメンの容姿も残念な顔になったのだ。オレのバラ色の人生はここまででおしまいかもしれない。