近所にとても有名な爺さんがいる。なんで有名になっているのかというと、昨年あたりからなぜか招き猫を頭の上に乗せているのだ。それも帽子とかではなく、頭に招き猫をくっつけてしまったのだ。どういう経緯なのかというと、もともと禿げていたこの爺さんはこのまま禿げるのは嫌だと思い、なぜかめでたいという招き猫をつければいいのだと思いついたのだそうだ。招き猫を装着してから、この爺さんには福が訪れるようになったという。今ではこの噂が広まり、街で招き猫爺さんを見つけると福が訪れる代名詞になったのだ。正月早々からおじいさんを見つけたら、1年が幸せになるだろう。