もともと首が短くて不格好だった。体のパーツのバランスがおかしかった。それがさらにおかしくなるとは誰が想像しただろうか。ある日を境にどんどんと頭が伸びていったのだ。目にわかるくらいの速さで伸びていくからこれはおかしいと気づいた。頭が伸びていくにつれてあるものに似てきた。それがタケノコである。タケノコは成長が早いが、同じようなスピードで頭が伸びていったのだ。どうもタケノコの菌が頭に着床して一緒に伸びていっているようなのだ。頭蓋骨などがどうなっているのかわからないが、明らかにおかしい作りになってしまったので、どうしていいのか困っている。