歳を重ねるごとにある現象が出てきた。これも老化の一つなのかわからないが、耳たぶがどんどん大きくなってきたのだ。顔の半分くらいの大きさになってきたのだ。そしてその中心に変なものが現れた。それは見知らぬ親父の顔である。かなり耳たぶが大きいし、さらに変な親父の顔が突然現れるという奇妙な出来事だ。さらに驚くことは、この親父は生きているのか、話ができるのだ。この親父は意識を持っているのだ。よって話しかけてくるし、街中でも勝手にしゃべるので、オレが独り言を言っているように変な目で見られるのだ。この親父はなんなのだろうか。