小さい頃からカニが大好きだった。カニは高級食材なので流石に毎日食べられない。よっぽど親の仕事がカニ漁に携わっていない限り毎日は無理だろう。大人になったら毎日カニを食べたいという目標が小さい頃に思っていた。実際に大人になってもカニ好きは変わらず、常にカニ料理を求めている。そんなカニ好きが影響してか、左手がカニカマになった。カニではないがカニの味がするので、これはもしかして毎日カニと接していられる機会を神様が与えてくれたのかもしれない。その日以来何かあると自分の左手をしゃぶるようになった。カニの味がして心が落ち着くのだ。幾つになってもカニ愛は永久不滅だ。