日本の伝統にこけしというものがある。こけしは赤ちゃんの化身だと言われている。発祥は諸説あるのだが、どれも本当だろう。そしてある人里離れた小さな村に昔から祀られているこけしがある。それは他のこけしとは一線を画している。何が特徴なのかというと、身体部分がちくわなのだ。海から遠い村に海産物のちくわがあること自体おこしなことなのだが、そのこけしの胴体はちくわになっている。そしてなぜだか100年以上も前からあるのに、腐らないのだ。そんなことってあるのだろうか。ある意味神がかりのところがある。こけしさまと言われてこの村では昔から慕われているようだ。