こんなにも表情がない人に初めてあった。全くもってぴくりとも表情が変わらないので、何を考えているのかわからないのだ。本人は十分に感情を表しているらしいのだが、全くもって表れていない。その理由の一つとして、彼の顔のパーツの作りがあるだろう。彼の顔はなんとへのへのもへじになっているのだ。へのへのもへじは今ではあまり見かけなくなったカカシの顔を描くために考えられたもの。その仕組みが人間の顔になっているなんておかしなことだ。全くもって顔の変化がないので、表情を伺えないのだ。世の中にはいろいろな人がいるものだ。