いつからか野球バットの形は決まっていた。それが当たり前だと思っていたし、この形が最適な形だと思っていた。ある程度規定はあるものの、もっといろいろなデザインがあっていいし、もっと効果的に飛距離を伸ばすバットがあっていいと思っていた。そしてついにそんな瞬間が訪れた。それはあるメジャーリーガーがあるバットを使ってホームランを量産しているからだ。そのバットの形状はうねっていて竜巻の形をしているのだ。あえてボールとの接点を減らしてインパクトを与えるという考えだ。だがこのバットを扱うのはとても難しい。カーブが多すぎてどこに飛ぶのかコントロールしにくいのだ。それでもこのバットは確実に野球界を変えていくバットであることは間違いない。
