最近はミニマムな生活をする若者が増えているという。モノにあふれた時代だからこそそんなに必要がないことに気が付いたのかもしれない。だがそのミニマム度が相当すごいのだ。モノが無いのは当たり前で、最低限の衣類しか持っていない。そして驚くのは住む家がないのだ。毎日違うところに住んでいるのだ。それをどのように実現しているのかというと、持ち歩いているスーツケースが彼の家になっているのだ。よって毎日寝たい場所に行ってスーツケースの中で寝ているのである。そんな危険なことをしているのかと思うと驚いてしまう。スーツケースだけが置かれているのは不自然だからだ。いつか彼がゴミ箱行きにならないことを願うのみだ。
