オヤジはオレが30代の頃に早めに亡くなった。あれから20年近く経つにつれてオヤジの記憶が薄くなっている。先日思いっきり頭をぶつけて大きなたんこぶになった。そしてそのたんこぶがなんとオヤジに似ているのだ。なんか懐かしくも感じた。そして驚きの展開に!本当にオヤジのように話すことができるたんこぶなのだ。自分の意思とは関係なく、言葉を発する。なんでそんなことになったのか。そしてよく鼻歌を歌うのだ。そんな感じなので、このたんこぶを隠すこともできない。どんな場面でも空気を読まずにすぐに言葉を発したりするので、周りから変な顔をされる。だがどうしてもオヤジなので可愛い部分もあるのだ。オヤジの生き変わりなのかもしれない。